懐かしくて新しい
古き良き台湾をたずねて

掲載:2017年 vol.29

日本と歴史的にも関係が深く、距離の近さから、近年は気軽に訪れられる観光スポットとして人気を集める「台湾」。
親日家の方が多く、他の国と比べて日本語でコミュニケーションが図れるシーンが多いのもうれしいところ。
今回は、台湾の楽しみ方を3つのテーマでご紹介。
この夏ぜひ訪れて、その魅力にふれてください。

その2 台湾で祈りをささげる

平渓(へいけい)・十分(じゅっぷん)

願いごとを書いた天燈(ランタン)

 願いごとを書いた天燈(ランタン)を空に飛ばす風習が残る台湾。天燈は、もとは戦時の通信手段として使われていたのが、後に節句における祈祷儀式の用具となりました。旧正月の元宵節の行事でも用いられ、特に平渓で1990年代から行われているイベントでは、1000個以上の天燈が一斉に夜空に放たれます。また、平渓と同じ鉄道沿線にある十分は、「天燈の故郷」としても有名。どちらの町も、昔ながらの町並みが残り、どこか懐かしい雰囲気が楽しめます。

十分駅に国鉄の列車が入ってくる様子

十分駅に国鉄の列車が入ってくる様子

十分大瀑布

十分大瀑布

炭坑で採掘した石炭を運ぶのに活躍していた、国鉄の平渓線にある「平渓」と「十分」。どちらの町にも駅の近くに古くから残る商店街があり、ゆっくり散策するのがおすすめ。また十分には、「台湾のナイアガラ」と呼ばれる十分瀑布や静安吊橋など、さまざまな見どころがある。

龍山寺

 創建約270年の歴史を持つ、台北で最も古い寺院で、人々の篤い信仰を集めています。仏教の神様であり、戦時中に地元の人々を守ったといわれる観世音菩薩を祀った「本殿」を中心に、商売や学業、良縁などのご利益がある道教の神様を祀る「後殿」、その他「前殿」「鐘楼」「鼓楼」が配置されています。屋根の色鮮やかで繊細なレリーフ、内部の精緻な装飾は思わず目を見張るほど。国家古蹟にも指定されています。

龍山寺

龍山寺龍山寺龍山寺龍山寺

地下鉄の駅から地上へあがると、すぐ目の前に龍山寺が佇む。あでやかな黄色い瓦をはじめ、龍などのレリーフで装飾された屋根、電飾の案内板に、きらびやかな印象を受ける。入口で受け取った3本の線香を、3つの大きな香炉に1本ずつ指しながら願いごとをする。近くには主に生鮮を扱う市場があり、地元の人たちが新鮮な食材を買っていく。

その3 発展し続ける台湾の勢いを感じる

夜市(よいち)

夜市(よいち)

 夕方から真夜中にかけて営業する屋台や露店、移動販売、店舗の集まりを「夜市」といいます。昼間の暑さを避け、夜に外出する場所として自然に発展し、地域の人々の憩いの場にもなっています。台湾では、大型の「観光夜市」から地元密着の小型のもの、学生を対象に学校の周りに開かれる「学生夜市」などがあります。食べ物だけでなく、衣料や雑貨などを販売する店も多く、夜市によって特色が異なります。

夜市(よいち)
夜市夜市夜市夜市

台北だけでなく、台湾全域で数多く開かれる夜市。屋台が中心のところや、道路の両脇に店舗が並ぶところなど、さまざまなスタイルの夜市があり、地元の人たちが日常的に家族で食事をする「庶民の台所」でもある。

中山区

 大通りに面してデパートやファッションブランド店が並び、裏通りにはおしゃれなカフェなどが軒を連ねる中山区。アートの発信地である他、さまざまな料理が楽しめるレストランが多く、また地元の人がゆったりくつろぐ林森公園や朝市があるなど、多彩な魅力があります。活気と落ち着きの両方の雰囲気が感じられる、日本人にも人気のエリアです。

中山区

新旧の飲食店が点在し、ブティックや高級ホテルなども集中しているエリア。日本家屋が残る地域もあり、街のさまざまな表情が楽しめる。

台北101

 2004年に、当時「世界一の超高層建築物」として完成した超高層ビル。高さ509.2m、地上は名前の由来となった「101階」、地下5階からなっています。独特のデザインは、伝統的な宝塔と竹の節をイメージしたもの。ビル内にはファッションブランドをはじめレストラン、企業のオフィスが入っており、展望台も設置しています。台湾を代表するエンターテインメントエリアである信義地区のランドマークとして、オープン以来注目を集めています。

台北101

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