結果発表
患者さん部門
グランプリ
木村 つね子 さん

準グランプリ
栗田 澄子 さん

〈受賞コメント〉
子どもの頃から料理が好きで、今でも料理番組を見てそのレシピを透析食用にアレンジしています。3年前にこのコンテストで佳作をいただき、その後もパソコンやデジタルカメラを購入して勉強しました。レシピで一番のポイントは、塩分の高い醤油麹の代わりにオリジナルの「塩ヨーグルト」という調味料を作ったこと。やさしい酸味で、ぜひおすすめです。
佳作
岩田 恵助 さん

〈受賞コメント〉
受賞レシピの中で一番こだわったのは、主菜の「ぱりぱり餃子」です。歯ごたえと香りの良い野菜を使って、旨みたっぷりのたねを手作り。つけだれも塩分を控えるため、醤油の代わりに酢を使いました。食事は普段、妻が作ってくれますが、この受賞をきっかけに自分でもチャレンジしていきたいと思っています。娘とのダブル受賞※も、大変うれしいです。
- ※
- お嬢様は、「城西大学 薬学部医療栄養学科チームジャンプ」で準グランプリを受賞されました。
サポート部門
グランプリ
社会医療法人財団 石心会
狭山病院 栄養室
朝食
昼食
夕食



〈受賞コメント〉
患者さんの食事形態に合わせ、様々な食材を取り入れながら、季節が感じられる彩りや、味のバランスを工夫し、喜んでいただける献立を考えています。受賞作品は、ひと手間かけてアレンジした和食を中心に、メインに朝は餅をワッフルメーカーで焼いたモッフル、昼は肉巻きと、主菜が楽しめるメニューに。減塩にも配慮しました。
準グランプリ
武庫川女子大学 臨床栄養学研究室
「チーム鞍田」
朝食
昼食
夕食



〈受賞コメント〉
地域のサテライト病院で栄養についてアドバイスを行っており、成分を調整しつつ、患者さんの目線に立ったおいしいメニュー作りを大切にしています。昼食のカレーは、ごはんにもカレー粉を加えて満足感を高め、夕食のお寿司は酢飯にらっきょうや黒こしょうを入れて、味と食感に変化を出しました。塩麹和えも、漬物より塩分が低いのでおすすめです。
佳作
社会医療法人財団 石心会
狭山病院 栄養室
朝食
昼食
夕食



〈受賞コメント〉
地元の食材である狭山茶、さつまいも、秩父蒟蒻などを使い、普段から馴染みのある献立をアレンジ。また便秘予防に少しでも多くの食物繊維が摂れるよう考え、減塩でもおいしく感じられるよう香味野菜や香辛料も適宜使用しました。今回は同じ施設からのダブル受賞で驚いております。今後も患者さんのためにおいしい食事を提供できるよう、スタッフ一同努力と工夫をしていきたいです。
教育部門
グランプリ
武庫川女子大学 透析食研究チーム

〈受賞コメント〉
昨年、同じ研究チームの先輩が受賞されたのを知り応募しました。実際に透析クリニックへうかがい、患者さんから食べたい料理や成分調整で工夫されていることなど、さまざまなアドバイスをいただきました。ですから、受賞メニューは私たちの財産。手軽な料理法、カロリーアップの工夫、彩りへの気配りなど、将来は管理栄養士を目指してぜひ患者さんのために役立てたいです。
準グランプリ
城西大学 薬学部医療栄養学科
チームジャンプ

〈受賞コメント〉
今回のメニューを作成するにあたり、特に意識したのは「野菜をたっぷり食べられる」ことです。さらにピラフはバターを使用してカロリーアップしたり、にんじんの形にして、おいしさだけでなく目にも楽しいメニューを心がけました。香辛料を効かせることで、塩分控えめに仕上げています。ご家族みなさんで楽しんでいただけたらうれしいです。
佳作
至学館大学 健康科学部 栄養学科
井上研究室 亀井・紀藤さん

〈受賞コメント〉
レシピコンテストのテーマに沿って、とことん「時間をかけずに作れる料理」を目指しました。買い物の時間まで短縮できるよう缶詰や乾麺を使った料理や、前日に作っておけるデザートなど、患者さんの負担が軽減できるように考えました。私たちの研究室は、今年で3回目の連続受賞。指導してくださった井上先生に心から感謝しています。
〈受賞コメント〉
今回の受賞は、まるで人生にもグランプリをいただいたようで大変うれしいです。私は保存期が長く、その間の栄養指導のおかげで自然と成分量に配慮したメニューが作れるようになりました。今回出品したレシピ「土鍋のかぼちゃごはん」は、災害時に電気やガスがなくても卓上コンロで炊くことができます。簡単で栄養満点の、生き抜くための一品料理です。食べるときっと元気がもらえると思いますので、ぜひお試しください。