あなたへのエール

藤沼恭一さん

Profile 藤沼恭一さん

1945年 栃木市生まれ。地元で進学し、1964年に栃木市役所に入庁。40歳代の健康診断で腎機能低下と診断され、以降、定期健診と食事療法を続ける。59歳で市役所を退庁し、同年4月に透析を導入。その後、社団法人の理事長や総務省行政相談員などを歴任。現在は、ウクレレの奏者・講師として演奏会や教室を開く他、ラジオにも出演している。

掲載 うみ 2013年 vol.12

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藤沼恭一さんへ 奥様 藤沼陽子さんから

人工透析を始めて、はや8年がたちました。最初、主人は「透析イコール死」ということを考えたようです。でも、私の内科の主治医からそうではないことを聞いて、安心したようでもありました。

はじめの頃は生きる望みをなくしたようでもありましたが、芯の強い主人はすぐに立ち直りました。そのきっかけは、音楽でした。いろいろな場所へボランティアとして出かけ、皆さんが喜ぶ顔を見るのが一番幸せなようです。また、孫が2人いるので、2日も顔を見ないと出向いていくことも度々です。今は週3回の透析を受けながら、空いた時間で音楽を楽しんでいる姿を見ると、ほっとします。

主人がいつも言う「自分は皆さんに生かされているんだ」という言葉が、私は一番好きです。

今は、皆さんに「どこか悪いのですか?」と聞かれるほど、元気に毎日を過ごしています。これからも二人三脚で、主人が好きな音楽を手伝いながら暮らしていきたいと思っています。

藤沼恭一さんへ とちぎ市民活動推進センター 副センター長 中村絹江さんから

ふーさんへ

ふーさん(藤沼さんの愛称)とは、2005年に「とちぎ市民活動推進センター」の立ち上げから一緒に仕事をさせていただいています。そして、現在も相談役として、私たちスタッフを支えて下さっています。

また、もうひとつの顔として、ハワイアンバンドを主宰し、施設や保育園などでウクレレのコンサート活動を続けています。数年前、ハワイで開催されたイベントにも参加し、病院の手配から旅行会社との連絡調整、同行するフラグループのお世話など、とても透析を受けている人とは思えないほど活動的でした。

最近は「蔵の街うたごえ実行委員会」のメンバーとして、選曲、機材運搬、演奏、トークなどで大活躍です。「ふーさんのうたごえ喫茶」を毎回楽しみにしている人たちがたくさんいます。参加者は、ふーさんの人柄と演奏に魅了され、元気になって帰ってゆきます。

病気を感じさせない明るさで、音楽を通して社会貢献活動を楽しんでいるふーさんに、心からエールを送りたいと思います。

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透析を受けている方のためのライフスタイル誌 うみ