
掲載:2011年 秋 vol.08

平成23年3月12日、九州新幹線(鹿児島ルート)博多〜新八代間が改行しました。
博多〜鹿児島中央間の所要時分は最速1時間19分に短縮され、山陽新幹線との相互直通運転も実現。
真っ白な流線型の車両が九州の大地を走り抜けています。
九州の旅は桁違いに便利になったといえるでしょう。
超特急ならではのスマートなフォルムに、和の落ち着きを感じさせるインテリアの新しい新幹線に会いに出かけてみませんか。
九州新幹線に使用されている車両は800系、新800系、N700系。とくに800系や新800系の機能美を追求し尽くしたスタイルやインテリアは魅力的です。インテリアのテーマは和の装い。伝統織り技術による布地のシートに腰をおろせば誰もがちょっとしたギャップを感じることでしょう。それは故郷に帰ったような、心からほっとできるうれしい違和感。温もりを感じさせるクスノキや金箔をあしらった妻壁、鹿児島産のサクラ材などを使った木製シートやロールブラインドなど......。最高時速260㎞、近未来を感じさせるクールで真っ白な超特急の客室は、昔ながらの職人の技、そして九州特産の素材を活かしたインテリアに埋め尽くされ、木々の香りが心を和ませてくれる癒しの空間なのです。木製シートは環境にもやさしく、通常のシートに比べて車両の軽量化にも貢献しています。最新の素材や先端工法と、地域に根ざす職人伝承の技とのコラボレーション。まさに21世紀にふさわしい日本の新幹線といえるでしょう。