2010年 奈良さくら旅

大和路に桜を愛でる

大和路に桜を愛でる

〜奈良さくら旅〜

平城京遷都1300年を迎えた奈良。最近の仏像ブームの高まりとともに、今、特に注目を集めています。
奈良の春といえば、やっぱり桜です。春の足音と共に大和路の木々はだんだんとほのかな赤みを増してゆき、一気に華やかな桜色に彩られます。東大寺、興福寺、春日大社などの古刹が点在する奈良公園や、「ひと目千本」で有名な吉野山は、日本の「桜名所100選」にも選ばれています。

吉野山

「太閤豊臣秀吉の花見」でも有名な吉野の桜。その桜は染井吉野ではなく、桜の原種である白山桜で、花の季節には約3万本が、すそ野から下・中・上・奥と順番に山肌をピンク色に染め上げ、それぞれが下千本、中千本、上千本、奥千本と呼ばれる名所になっています。山奥のため開花は遅く、4月初旬から下旬にかけて次々と美しい花が楽しめます。 平安時代には、吉野山は修験層の聖地で、桜は神木として大切にされていました。だんだんと人々に知られるようになり、西行法師や松尾芭蕉など多くの人々が、桜に惹かれその美しさを歌に残しています。
吉野はまた、源義経と静御前の別れの地として、あるいは南朝の後醍醐天皇最後の地として、悲しい歴史を秘めた地でもあります。日本一ともいわれる桜を愛でながらも、悠久の歴史に思いは巡ります。

問合せ:吉野町観光商工課
TEL:0746-32-3081

吉野山 吉野山

若草山

山焼きで有名な若草山は、標高342m、奈良市のシンボル的な山です。若草山一帯は、登山道から山頂まで、多くの桜が植えられて、春、いっせいに開花するのは見事です。山桜、染井吉野、九重桜などさまざまな桜が、3月下旬から4月下旬まで咲き続け、特に、紅いつぼみが白い花を咲かせ、散る時にまた紅色に変わる「奈良の八重桜」は、天然記念物にも指定されています。
若草山の満開の桜越しに見る堂塔伽藍、桜と若草のコントラスト、そこかしこに遊ぶ鹿の群れは、まさに奈良ならではの風情。山頂からは京都市内までを一望し、その夜景は「新日本三大夜景」にも選ばれています。夕闇とともにオレンジの帯がじょじょに闇に包まれて、碁盤の目のように走る灯りが浮き上がる光景に、いにしえの平城京という都が偲ばれます。

問合せ:奈良公園管理事務所
TEL:0742-22-0375

若草山

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