江戸風情、下町情緒、昔ながらの商店街

江戸風情、下町情緒、昔ながらの商店街

今に受け継がれる江戸文化の香りを訪ねて

〜江戸東京博物館と両国界隈〜

深川から清洲橋、新大橋と隅田川をさかのぼると、大相撲で有名な両国にでます。このあたりは江戸時代から受け継がれてきた文化が今に残り、下町の人情や、職人気質が受け継がれているところです。まず訪れてみたいのは江戸東京博物館。6階のエントランスから巨大な「日本橋」を渡ると、そこは寛永期(1624〜43年年)の江戸の真ん中。日々変化してきた江戸東京を振り返るタイムトラベルの始まりです。

ポイント 1

江戸の息吹を感じる

6階の江戸ゾーンでは、考証を繰り返し史実に忠実に再現されたジオラマが、江戸の人々の暮らしを再現しています。時代劇でしか見たことのない江戸の町並みが目の前に広がり、その多彩さや精密さにはびっくり。設置されている双眼鏡をのぞいて細部まで観察してみれば、今そこで江戸の人間模様が繰り広げられている錯覚におちいり、そのなかのひとりになったような気がしてきます。ほかにも実物資料や複製、地図・年表など、江戸の町ができあがっていくようすや、人々の暮らしや文化を体感することができます。

寛永の町人地

寛永の町人地

寛永の武家屋敷

寛永の武家屋敷

浅野内匠頭が吉良上野介を斬りつけた「江戸城本丸大広間・松の廊下」

浅野内匠頭が吉良上野介を斬りつけた「江戸城本丸大広間・松の廊下」

ポイント 2

江戸時代の文化は現代につながっていた

5階は江戸庶民の暮らしぶりから始まります。出産の光景まであるのは驚き。1日3食の食生活はこの頃に始まったとか、現在の消防の始まりである「町火消」や、それまでのツケで支払う商いのシステムから現金売買を始めたという日本橋の大店「三井越後屋」など、江戸の生活が現在にそのままつながっているのを感じます。盛り場両国橋西詰のミニチュアでは見せ物小屋や芝居小屋、水茶屋に大道芸と、子どもたちは大はしゃぎ、江戸名物の喧嘩まであり、人々の活気が満ちています。

「棟割長屋」での庶民の暮らしぶり

「棟割長屋」での庶民の暮らしぶり

三越の前身「三井越後屋」の賑わい

三越の前身「三井越後屋」の賑わい

江戸の一大繁華街、両国橋西詰

江戸の一大繁華街、両国橋西詰

そして江戸時代に隆盛を極めた歌舞伎の世界に続きます。当時の代表的な芝居小屋では、市川団十郎の「助六」が原寸で再現され、色鮮やかな衣装、大道具や小道具の細部にまで華やかさが溢れています。また当時人気を博した歌舞伎の演目「東海道四谷怪談」の舞台では、おどろおどろしい効果音とともに、人形が「提灯抜け」や「仏壇返し」など歌舞伎の仕掛けを披露。見学者はすっかり江戸時代にワープして感嘆の声をあげています。

中村座

中村座

「助六」の舞台再現

「助六」の舞台再現

「東海道四谷怪談」のからくり

「東海道四谷怪談」のからくり

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