ご家族もお友達も一緒にいただける板前が考えた透析レシピ

掲載:2009年 冬 vol.02

透析レシピ

お鍋の季節到来!

あったかお鍋で、
身も、心もあたたかく

アツアツのお鍋がおいしい季節がやってきました。寒い冬の夜に、お友達と、あるいはご家族と、あったかな鍋を囲む時間は至福のひととき。身も、心もあたたまります。彩り豊かな菊花辛子醤油和えとあんころもちは、おめでたいお正月の食卓にもぴったりです。

監修 蒲池 桂子/女子栄養大学栄養クリニック主任・管理栄養士/協力 レストラン アラスカ

透析レシピ 1

ブリのしゃぶしゃぶ

ぶりのしゃぶしゃぶ
  • 材料(4人分)
  • ブリの腹身(刺身用)120g
  • 水菜70g
  • 適量
  • 適量
  • 昆布適量
  • 薬味
    • -万能ネギ2g
    • -紅葉おろし(唐辛子、大根おろし)
  • 合わせポン酢適量

油ののった旬のブリを昆布出汁にさっとくぐらせシンプルに味わうブリのしゃぶしゃぶ。「鍋は水分を摂りすぎるから…」と敬遠していた人も、今回のしゃぶしゃぶなら水分とカリウムの摂取量を抑えることができます。作り方はとても簡単、なのにスペシャル感も演出できる一品です。

ぶりのしゃぶしゃぶの作り方
  • ブリは薄切りのそぎ身に切る。
  • 水菜は根元を落とし3cmぐらいの長さに切り、1とともに器に盛る。
  • 鍋に4:6の割合で水と酒を入れたら昆布を入れ、煮立たせてアルコールを飛ばす。
  • まず水菜を入れ、続いてブリをしゃぶしゃぶの要領で一切れずつ湯にくぐらせる。
  • 薬味を入れた合わせポン酢につけて食べる。
ワンポイントアドバイス

管理栄養士からの一言
新鮮なブリを沸騰した湯にくぐらせしゃぶしゃぶすることで、カリウムを減らすことができます。ブリの血合いには鉄分などのミネラルが多く含まれているので、上手に召しあがっていただくとよいと思います。昆布はカリウムを多く含んでいるので食べずに残しましょう。

板前からのアドバイス
ブリの厚さは食べる方の好みにもよりますが、しゃぶしゃぶには3mm ぐらいがいいでしょう。火を通しすぎるとパサついてしまうので、湯に1回くぐらせまわりが白くなるぐらいが食べ頃です。

成分(1人分)
  • エネルギー
    113kcal
  • カリウム
    296mg
  • 食物繊維
    0.6g
  • タンパク質
    8.4g
  • カルシウム
    29mg
  • 塩分
    3.1g
  • 脂質
    5.4g
  • リン
    82mg

特製合わせポン酢で
ブリしゃぶをもっとおいしく

ポン酢は市販のものを使ってもかまいませんが、自分で作れば添加物がないので体にやさしく、香りも酸味もより豊かに味わえます。
作り方は簡単。濃口醤油と煮切り酒、鰹節で作った土佐醤油に、橙のしぼり汁とみりんを加えるだけ。一度作っておけば冷蔵庫で1週間保存できるので、いろいろな料理に使えます。

  • 材料
  • 土佐醤油
    • -濃口醤油大5
    • -煮切り酒大1
    • -鰹削り節適量
  • 橙のしぼり汁大5
  • みりん大1/2

鍋を食べる時はココに気をつけて!

鍋料理は知らず知らずのうちに水分を多く摂ってしまいます。また、煮汁には食材に含まれるカリウムがたくさん出ているため、ちょっとの量を飲んだだけでも大量のカリウムを摂取してしまいます。透析を受けている方が鍋料理を食べる時には注意が必要です。特に避けたいのは味の濃い土手鍋やキムチ鍋。鍋料理を食べる時には出汁に味付けをしていないしゃぶしゃぶ風の鍋を選び、残った煮汁は飲まないようにしましょう。出汁を取るために入れた昆布も避けてください。ピリッと辛い紅葉おろしや大根おろしなどの薬味を使えば、薄味でも十分満足できます。

また、鍋の締めには雑炊というのが定番ですが、雑炊にすると煮汁に出たカリウムを丸ごと摂ってしまうことになります。雑炊は避けてうどんにして、カリウム摂取量を抑えましょう。

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