ご家族もお友達も一緒にいただけるレストラン・シェフが考えた透析レシピ

掲載:2009年 秋 vol.01

透析レシピ

お客様を招き、華やかに演出したい

魅惑のフレンチ

特別な日の料理はすこし豪華にしたいもの。
素材の味を活かし、ハーブや酸味を効かせて、ちょっと贅沢な食卓が完成。
3品合わせて249キロカロリー、塩分1.7g。
これにパンとバターをつければ、ディナーの始まりです。

監修 蒲池 桂子/女子栄養大学栄養クリニック主任・管理栄養士/協力 レストラン アラスカ

透析レシピ 3

季節の果物のテリーヌ

季節の果物のテリーヌ
  • 材料(4人分)
  • 果物160g
    (こだまスイカ 1/4個)
  • オレンジ果汁100cc
  • グループフルーツ果汁150cc
  • 板ゼラチン7g
  • ミントの葉

食卓を彩る旬の果物はできたらいただきたいものです。今回はこだまスイカを使いましたが、これからの季節は梨や柿がおすすめです。

季節の果物のテリーヌの作り方
  • 果物を縦、横、高さともに、1.5cm角に切り、テリーヌ型に入れる。
  • 鍋にオレンジとグレープフルーツ果汁を温め、いったん火からおろし、水で戻しておいた板ゼラチンを加えて溶かす。
  • 氷水をあて粗熱をとり、(1)の型に流し込む。冷蔵庫で1晩冷やし固める。
  • 型からはずし、2cmの厚さに切り、器に盛りつける。飾りの果物を添え、ミントの葉をあしらう。
ワンポイントアドバイス

管理栄養士からの一言
季節の果物からリンやカリウムが少ないものを選びましょう。心配な方は缶詰でもさまざまな栄養が補えます。

シェフからのアドバイス
果物はきざんでゼリーに混ぜ込むだけでもいいでしょう。リンゴやラ・フランスをコンポートにして使うと、違った美味しさが楽しめます。

こだまスイカを使った場合の成分
  • エネルギー
    24kcal
  • カリウム
    85mg
  • 食物繊維
    0.1g
  • タンパク質
    1.2g
  • カルシウム
    4mg
  • 食塩
    0.0g
  • 脂質
    0.1g
  • リン
    7mg

管理栄養士からのひとこと

野菜は食べたほうがいいのです

カリウムを減らすためには、野菜の下処理で「流水にさらす」「水にさらす」「ゆでる」を行いましょう。やはり合併症やガンの予防には、野菜は食べたほうがいいのです。透析の方でも基本的に食べられないものはありません。といっても量が大切です。身体の調子によって検査データは大きく変わりますから、栄養士と相談して、その時々で食べられるもの、控えたほうがいいものを決めていくことが大切です。

制約が多いと逆に、料理の幅が広がります

ヘルシークッキングを始めて、料理の幅が広がりましたね。障害のある方のために、あれは使っちゃだめ、これもだめと、材料は限られるのですが、そのかわりに調理法を工夫することで、それが新しいメニューの考案につながったりします。塩分を控えるためにはビネガーやハーブ、香辛料を上手に使うと、新しい料理の世界が開けます。

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