Question & Answer

人工透析を受けている方が感じる素朴な疑問や、わかりにくいことについて、具体的にお答えします。

Question

在宅血液透析(HDD)ってどうすればできるんですか?

在宅血液透析に関心が高まっています。自宅で血液透析ができれば、透析不足を解消したり、透析時間を家族とともに過ごしたり、生活に合わせて透析時間を設定できるなど、さまざまなメリットがあげられます。日本透析医学会でも「QOL(生活の質)を考えた場合、もっとも望ましい医療の姿」とし、今後の普及を支援しています。
 しかし、まだまだ普及が進んでいないのが現状。どうしたら在宅血液透析を受けることができるのか、みてみましょう。

Answer

在宅血液透析は医療機関の指導・管理のもとで受けなければなりません。希望する場合は、指導・管理を提供している医療機関における面談で、透析を受けている本人と介助者の意思が確認されます。「事故防止のため手順を省略したりアレンジしたりしない」「体調、透析装置の異常など早急に連絡(報告義務)する」などの説明がおこなわれ、在宅血液透析が可能かどうか判断されます。
 導入前の教育・トレーニングでは、集中して1ヵ月、日常の透析時間を利用すると3 〜 5 ヵ月かけて、手順や機器の操作方法、緊急時の対応、医療機関への連絡方法などをマスターします。同様な訓練は介助者も受けなければなりません。

在宅血液透析を始めるには

  • 指導・管理してくれる医療機関を決める
  • 本人と介助者の意思確認
  • 「在宅血液透析管理マニュアル」基準をクリア

在宅血液透析のメリット

  • 通院がない
  • 長時間透析が可能
  • 身体への負担が少ない
  • 生活に合わせて透析ができる
  • 就業率が高い
  • 院内感染の心配がない

在宅血液透析をするための基準

  • 本人の強い希望がある
  • 介助者が確保され、同意している
  • 介助者以外の家族も協力的である
  • 本人・介助者ともに教育訓練を受けられる
  • 教育訓練の内容を習得する能力がある
  • 安定した維持透析が実施されている
  • 支障となるような合併症がない
  • 年齢は16〜60歳程度が望ましい
  • 社会復帰の意思がある
  • 家庭内に透析する部屋や材料保管場所が確保できる

※「在宅血液透析管理マニュアル」(2010年2月、日本透析医会監修)から
http://www.touseki-ikai.or.jp/htm/07_manual/doc/20100226_zaitaku_touseki.pdf

在宅血液透析にかかる費用

血液透析は、在宅でも通院と同様に保険が適用されるので、自己負担は変わりませんが、保険請求が限られているため自己負担になる部分があります。透析機器は医療機関より貸与されます。透析機器などを置くための自宅の改修工事やベッド購入などの初期費用のほか、透析に使用する電気・水道代(約2 〜 4万円)は自己負担となります。

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