Question & Answer

人工透析を受けている方が感じる素朴な疑問や、わかりにくいことについて、具体的にお答えします。

Question

旅行をする際に気を付けることはありますか?(海外編)

旅行が好きで海外へも行ってみたい。仕事で海外へ出かけることになった。最近では透析が必要な方でも積極的に海外へ出かけるケースが増えてきているようです。旅行にあたっては周到な準備が必要。それでは、どんなところに注意して準備をすればよいのでしょうか。

Answer

旅行者の透析が可能な施設や関連のサービスなど、海外旅行を楽しむ環境が整いつつあります。透析を受けている方向けのパックツアーを利用するのが一般的ですが、ご自身で手配し個人旅行を楽しんでいる方もいます。時差や気候、医療の環境が異なることを十分考慮して、事前の準備に時間をかけることがポイントです。また、あらかじめ医師などに相談し、アドバイスや情報を得ておくことも大切です。

旅行前

  • 体海外旅行に出かけることを、主治医に相談しましょう。
  • 環境の違いに考慮し、ゆとりある旅行計画を立てましょう。
  • 出発前は、体調を整えることに留意しましょう。

旅行に持っていくもの

  • 日本で受けた最後の透析の記録
  • 現地透析施設へ送った透析依頼状
  • ドクターの紹介状
  • 透析データなどを記載したレポートの原本
  • 直近に受けた検査データ結果
  • 常用薬
    (渡航期間よりも多めに処方してもらう)

血液透析の方

  • 日程に合わせて、旅行先の透析施設の予約を取ります。
    ( パックツアーの場合などは旅行会社を通じての手配が可能
  • 日本語が通じるかどうか、透析にかかる時間、費用などを確認しておくと安心です。

腹膜透析の方

  • 旅行先での機器や透析液の手配を依頼します。
  • 交換キットなどを多めに用意、透析液の予備を持参するのも安心です。
  • 緊急対応が可能な病院のリストを用意してもらいましょう。
  • 主治医に透析内容を英文などで作成してもらい、万一の受診の際に備えます。

旅行中

  • 過食気味になりがちなので注意しましょう。機内食は、特別食などを事前に申し込むとよいでしょう。
  • 海外ではリクライニングシートで透析することが多いので、リラックスできる服装を用意。
  • 気候の違いが体調不良につながることがあるので、衣類などで小まめに調節しましょう。
  • 透析条件を詳しくはっきりと伝えます。体重の単位は「キログラム」ではなく「ポンド」の場合もあるので注意。

帰ってきたら

  • 医療費の還付手続きを行いましょう。
    国民健康保険・社会保険では、海外での透析費用の一部が還付されることがあります。
    事前に必要な書類を確認しておき、帰国後に社会保険事務所、健康保険組合に申請してください。

旅行についての一般的な注意点については『うみ UMI』 Vol.2 2009年冬号「 旅行をする際に気を付けることはありますか?(国内編)」を参考にしてください。

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