透析を受けながら活躍する人々

掲載:2009年 秋 vol.01

佐々木芳晴さん

仕事も遊びも
精力的にこなす
病気にもポジティブに

佐々木芳晴さん

舞台演出家

1960年生まれ。学生時代、吉田拓郎のコンサートを手伝ったのがきっかけで舞台演出家となり、GLAY、SOPHIA、ケツメイシなど人気アーティストの舞台演出を手がける。以前から悪かった腎臓病のほか糖尿病を患い、2008年2月ツアー中に倒れ血液透析を導入。3ヵ月後に腹膜透析に移行し、週1回の血液透析と併用しながら、精力的に仕事をこなす。国内・海外出張は年間200日以上。

もともと悪い腎臓に加え、糖尿病を併発していました。深く考えていなかったのが災いして、コンサートのツアー中に倒れ、即血液透析導入です。

国内・海外を飛び回る忙しい仕事ですから、自己管理ができる腹膜透析に移行しました。だけど腹膜の使用期間は限られているので、そのタイムリミットまでに腎臓移植なり、新たな治療法を期待して、週1回の血液透析と併用して、腹膜透析の期間を延ばしたいと考えています。

仕事はとても忙しいです。来月から次々とツアーがスタートするので、昨夜もスタジオで映像制作でした。時間があればゴルフやキャンプも行くし、食事も自由に食べています。血液透析のときにデータを取ってもらうので、翌週の食事で調整します。仕事柄、生活はどうしても不規則になりますが、気を遣うようになったので、かえって健康になり糖尿病も良くなっています。

腹膜透析は1日3回、各30分、仕事をしながらやってます。どんな濃いミーティング中でも、リハーサル中でも、本番中でも。どこでもしますよ。フランスではルーブルの障害者用のトイレで、ニューヨークのメトロポリタンのトイレも借りたし、車の中はしょっちゅうです。

医者から「病気になって、どうしてそんなに明るいの?」といわれるほど、脳天気です。夢を売る仕事ですから、ネガティブだと始まらないんです。だから落ち込むことはない。何とかなる、必ず方法があるって、ポジティブに生きていたら、必ず良いことがあるって思うんですよ。

佐々木芳晴さん

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