透析を受けながら活躍する人々

掲載:2009年 秋 vol.01

望月壽正さん

国内・海外での公演をこなし
旅先でのグルメも楽しんでます

望月壽正さん

読売日本交響楽団 ヴァイオリニスト

1959年生まれ。大学4年のとき、交響楽団の就職時の健康診断で尿たんぱくを指摘された。精密検査の結果、問題がなく読売日本交響楽団に入団。以来、全国や海外で年間80回以上の公演をこなす。行く先々での食事が楽しみという美食家で、体重が90キロまで増えたこともあった。2008年5月に腹膜透析を導入。現在は体重65キロ。体調も良く仕事もプライベートも充実している。

透析と聞いてショックでした。週何回も病院に通わなくてはならないんじゃ、不規則で旅行が多いオーケストラの仕事はできないと思いました。専門医に相談したら、どこででも自分でできる腹膜透析のことを教えてもらい、これなら仕事を続けられると、すぐに決断しました。

おかげでハードな仕事も以前と同じように続けています。変わったことといえば、以前は仕事の後の食事が楽しみでしたが、今は夜間透析をしているのですぐに帰ります。透析の前にたくさん食べると胸焼けして苦しくなるんです。でも代わりにランチを楽しんでいますよ。腹膜透析は食事制限も緩いので、まだまだ美味しいものを食べることができます。

趣味は旅行です。昨年の夏は腹膜透析を始めたばかりでしたが、家族でハワイに行って息子と一緒に泳ぎました。おなかの透析用カテーテルに細菌が入らないよう入浴用パックをつけましたが、遊びのじゃまにはなりません。入浴パックは使用後にすぐに外して消毒するようにすれば、海でもプールでも、温泉でも大丈夫です。海ではウェットスーツを着たので、外見も悪くなかったですよ。

今の生活は快適です。ずっと腹膜透析を続けたいのですが、いずれは血液透析に移らなければなりません。あと8年か10年、定年まで頑張れれば、後はのんびり血液透析をするのもいいかと思っています。

望月壽正さん

ページトップへ