数字で見る透析データ

透析が必要になる人は現在30万人。さらに透析予備軍は… 1,098万人

腎臓は「沈黙の臓器」と呼ばれ、異常が発生しても自覚症状がほとんどありません。そのため腎臓の健康状態が悪い場合、初期に発見するのは難しく、定期的な健診が必要です。
*1)CKDステージ 3〜5の患者数日本腎臓学会編:CKD診療ガイド2009より引用

毎年3月第2週木曜日は、「世界腎臓デー」3月8日

「世界腎臓デ―」は、腎臓病の早期発見と治療の重要性を啓発する国際的な取り組みとして定められました。毎年3月第2週木曜日で、2012年は3月8日です。

ヨーロッパの最低透析時間 12時間

日本では、1回4時間を目安に透析を受けている方がほとんどです。透析時間が長いほど血液中の老廃物が排出されることから、ヨーロッパでは週に12時間が、最低の透析時間とガイドライン で制定されています。
*2)EBPG(European best practice guidelines)

透析患者の海外旅行件数が増加

 透析患者向けの海外ツアーや、海外での透析の予約サービスを提供している大手旅行代理店によると、血液透析であれば年間利用数は200〜250件にのぼるそうです。これまで国内はもちろん海外への旅行は支障が多いとされていましたが、海外での設備の充実や旅行会社による多彩なサービス提供により、これらを利用する方が増えています。しかし、腹膜透析の場合、バッグ交換の環境が適していないなど、引き続き航空会社や空港内施設の整備改善が求められています。

在宅透析の普及を目指して

 現在日本では、30万人の透析患者のうち家庭で透析医療を行っている人は279人しかいません 。わが国で在宅透析患者が極端に少ない原因は、在宅透析で問題が起こった場合のバックアップシステムの整備不足や、医療報酬に関する問題だと言われています。しかし、在宅透析のニーズは年々高まりつつあり、今後さらに増えていけば医療費の削減にも寄与すると考えられます。

*3)日本透析医学会編:図説 わが国の慢性透析療法の現況
(2010年12月31日現在)より引用

腹膜透析に関するガイドライン

 日本には、長らく透析に関するガイドラインがありませんでしたが、2009年に日本透析医学会が中心となり、腹膜透析に関するガイドラインが策定されました。これは、日本の現状に即しながら、長期にわたる安定した透析医療の継続を目標に展開したものです。腹膜透析の支柱となる重要項目の管理指針を明確に示すことに加え、腹膜透析の持つ利点を最大限に引き出す一方で医学的不利益を最小とする治療体系の整備を課題としています。

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