いつも、ずっと、あなたと長寿リン.jp

ホーム > 透析食レシピ クッキング&セミナー > 山口会場レポート

楽しく作って、美味しく食べて、長生きできる透析食 透析食レシピ クッキング&セミナー 地元食材で透析食クッキング!

透析食レシピ クッキング&セミナー in 山口

2010年11月14日の「透析食レシピ クッキング & セミナー」は、山口県周南市の徳山保健センターで開催されました。当日は、37名の方に参加いただき、第2回バイエル・レシピコンテスト受賞レシピの「鮭ときのこの炊き込みご飯』」、「鹿野高原豚ロース肉を使った春巻き」、「山口産はなっこりーと萩焼抜蒲鉾のわさび和え」、そして「福地産の卵を使ったプリン」の4品を作りました。
4品の調理指導とレシピの説明は、綜合病院社会保険徳山中央病院 栄養課 管理栄養士の佐々木博子先生にお願いし、先生からは、透析食を調理するにあたってのコツなどを教えていただきました。「鮭ときのこの炊き込みご飯」に使う紅鮭は、前日から酒と塩に漬け込むことにより、塩分を控えても、しっかりした味付けに仕上げることができます。また「鹿野高原豚ロース肉を使った春巻き」も、あたたかいうちに召し上がっていただくことにより、塩分を抑えることができます。「春巻き」には、多くの野菜が使われていますが、カリウムを減らすために、それぞれ千切りや小口切りにして調理します。「わさび和え」で使われた『はなっこりー』は、『ブロッコリー』よりも甘みがあることから、レシピには砂糖を使わず、しょうゆの味が引き立つよう工夫されています。「福地産の卵を使ったプリン」では、リンを抑えるために『低リンミルク』が使われましたが、参加者の方からは、「普通のプリンと味が変わらない」といった声が多く寄せられました。

4品合計の一人分の栄養価は以下の通りです。
エネルギー821Kcal
たんぱく質28.8g
塩分1.9g
カリウム815mg
リン379mg

ご講演の時間では、綜合病院社会保険徳山中央病院 泌尿器科 主任部長の那須誉人先生から「透析生活における食事管理の重要性」についてお話がありました。まず貝原益軒の最も有名な著書である「養生訓」から食事における心得が紹介され、透析生活における食事療法の注意点を楽しく、丁寧にお話しいただきました。「食事療法」は、=「食事制限」とイメージされることが多く、その場合、「つらい」「大変」と考えられがちですが、透析では「食事のコントロール」=「健康食」と捉え、食塩・水分・カリウム・リンの管理が大切になります。食塩を摂取するとのどが渇き、水分の過剰摂取がまた塩分の摂取につながるという悪循環を招きます。その悪循環による透析間の過剰な体重増加を防ぐためには、減塩が食事療法の基本となります。カリウムの場合は、野菜、果物、豆類、いも類などの摂取量や海藻類の調理法を確認することが必要です。最後に、リンについては、血清リン値が高くなると、死亡リスクが高くなるという相関関係が示され、血清リン値が高い場合は、以下の5項目のチェックが大切であることが強調されました。

  1. たんぱく質の摂取量は適正か
  2. リン吸着剤の服用を忘れていないか
  3. 乳製品の摂取量が過剰になっていないか
  4. レバー、卵類の摂取量が過剰になっていないか
  5. シラス類、ししゃも、丸干しなどの小魚類の摂取量が過剰となっていないか

那須先生によるご講演調理実習の様子

佐々木先生によるご講評山口での透析食メニュー

このページのトップへ

Copyright c 2009 Bayer Yakuhin, Ltd. All rights Reserved.